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爬虫類と紫外線

紫外線は・・・敵?味方?
詳しい方は既に当然のことですが、これから爬虫類を飼育してみようかと思われている方へ。

爬虫類には紫外線が不可欠と御存知ですか?

最近は紫外線はお肌の敵とか敬遠されているようですね。
でも、爬虫類には味方・・・必要不可欠なんです。

紫外線(以下UV)はその波長から3種類に分かれます。

その特徴は・・・・・・。

UV-A 波長約380~320nm 食欲増進・脱皮促進に関与
UV-B  同約320~290nm カルシウム代謝に関与
UV-C  同約290~260nm これが日焼け・皮膚ガンに関与

昼行性・草食性爬虫類にはUV-Bが必要不可欠です。

では、紫外線が何に活躍しているか、お話しします。

じつはそんなに目の敵ばかりでもないですよ。


波長300nm前後のUV-BはビタミンD(以下VD)の生成に役立ちます。
VDは皮膚で合成されます。

御存知の方もいらっしゃると思いますが、じつはビタミンとは体内で合成できない微量栄養素の事です。
じゃあVDはビタミンじゃないのではという意見もあるのですが、消化管からのVD吸収低下によって容易にVD欠乏症になることから外因性VDは不可欠とされているそうです。

ヒトでは、日中・週2回程度・10分〜30分程度の日光浴で、十分なVDが生合成されるそうです。

鳥類や毛皮を持つ哺乳類では皮膚より羽根・毛皮に皮脂を分泌し、毛繕いする事によってVDの経口摂取をおこなっています。
「コラム・シャンプー」のお話にも書きましたが、シャンプーでVD洗い流しちゃもったいないですね。


で、このVDの存在、カルシウムの吸収に必要不可欠なんです。

なんだか風が吹けば桶屋が儲かるみたいな話ですね。

紫外線の照射不足はクル病を引き起こします。
いったんクル病になると、治ることはありません。

紫外線にも良いところがあるでしょう。


で、昼行性・草食性爬虫類にはUV-Bが必要不可欠なんです。

でも、夜行性の種はUV-B無しでもVDの合成が可能なんだそうです。

日光を必要としないVD代謝経路を持つ種類が6500万年前の白亜紀の恐竜絶滅の時期を生き延びてきたと言われてます。

それともう一つ大事な事。

よくブラックライトを使用しているから大丈夫と思ってらっしゃる方がいますが、ブラックライトはUV-Aを強く照射するものです。

爬虫類を飼育の際は、設備に気をつけて下さい。


ただ、この紫外線照射ライト。
1年に1度くらいのペースでの交換が必要だそうです。


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