食事に関して

食事のいろいろ3・糖質

フードと糖質
ドライフードと缶詰の大きな違いをお話しします。

ドライフードというのは糖質の粉に栄養を混ぜて練り合わせ成形したもので、糖質含有量が非常に高いものです。
(糖質というのは、炭水化物ー食物繊維=糖質で、その含有が高いものとしては、米・小麦・とうもろこしなどの穀類や根菜類をイメージして下さい。)

一方、缶詰は蛋白質がメインです。
原材料表示をご覧いただければおわかり頂けるでしょう。
(最近はドライタイプでも蛋白メインのお高いフードもあるようです。)

ただ、糖質はフードを大量・安価に作るために必要不可欠なものという事を先に「ネタばれ」させておきます。


ネコは基本的には糖質をほとんど必要としない動物です。

ということは、ネコにドライフードというのは糖質の塊を食べさせるという矛盾にぶつかります。

不自然です。

抗酸化物質というのを入れてるから免疫力アップとか言われても、糖質の塊食わせてて何をか言わんやですね。

糖質は体内に取り込まれるとすべてブドウ糖となり血糖値を上昇させます。

ネコは肉食動物です。その特性上膵臓が小さく、インスリンの分泌量が比較的少ないため、血糖値をガンガンあげてしまうと、それを下げるために膵臓が一生懸命頑張り疲労します。
ネコは生まれながらにして糖尿病に片足をツッコンんでると言われるのはこのためです。

それなのに、ドライフードをたくさん食べさせるとどんどん血糖値が上昇します。

餌を出しっ放しだと、リスクがいっそう高まります。

1日のうち何度も血糖値を上げ下げするグルコーススパイクを頻繁に起こさせるのは代謝がおかしくなる原因になります。

ついでにいえば尿石症のリスクも高くなるようです。


イヌは雑食動物といわれますが、肉食中心と考えた方が良いです。

たしかにイヌがオオカミより進化することができたのは、デンプンを消化できるようになったことにより家畜化されてきたからだそうです。

かつて、中国で野良パンダが民家に侵入して肉食ってるニュースがありましたね。家畜の羊を食べてるニュースも。

パンダも笹食ってるより肉の方が楽なんですよね。

蛋白中心に捕食している方が消化吸収がよいからでしょう。


世の中にはマニアと言われる人たちがいて、肉食の熱帯魚を飼ってる方は金魚を、猛禽類飼ってる方は冷凍マウスを餌にしています。餌としては自然な姿です。

しかしイヌ・ネコに獲物を与えるわけにもいかず、所詮ヒトの都合でつくられたペットフードを与える事となります。


缶詰のほうが糖質含有量が少なくより自然に近いとはいえ、世の中のペットでドライフードだけで生活している仔は山ほどいますよね。

前述しましたように、ドライフードは糖質を利用しているおかげで安価ですし。

糖質を制限するといって缶詰ばかりではコストがかかるので、ドライと混ぜるなり調整されればよろしいでしょう。


高糖質食で育てて・・・霜降り牛やフォアグラが出来上がります。

食事のいろいろ5」に「糖質制限」について書いてあります。よろしかったらお読み下さい。

「糖質管理」に関心を持たれた方は1度ご相談下さい。

追記:猛禽類は冷凍マウスと上述しましたが、
   最近は、冷凍ウズラだそうです。


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