食事に関して

食事のいろいろ6・よく咬んで食べる?

咬まずに呑み込むけど大丈夫?
うちの仔、咬まずに一気に呑み込んじゃう、とお悩みの方がいらっしゃるかと思います。

それでもいいんです。

群れをつくる動物は、ゆっくり味わってると自分の食い扶持が無くなります。
ヒトで兄弟が多い家庭と同じですね。

エサを取り合う相手がいなければゆっくりカリカリやる仔が多いでしょうけど、おいしいものは一気に丸呑みしますよね。

とはいっても、やはりそれで良いのかな?と思われるのは、おそらくヒトとペットが同じだとの思い込みからかもしれません。

ヒトはなぜ食べ物を良く咬みなさいと言われるのか?

食べ物を物理的に破砕すると同時に、唾液アミラーゼによって食事中の糖質のペプチドを大まかに分断して消化の手助けをするためです。

本来アミラーゼというのは膵臓から十二指腸に分泌されるモノですが、唾液中にもアミラーゼを含むのは、穀物類をエサとするげっ歯類やサル・ヒトなど限られた種類だけです。

そのように進化してきたんです。

反芻獣や肉食動物には無いらしいです。

でも、反芻獣もその名の通りよく咬みますね。何度も咀嚼してセルロース分解菌の発酵の手助けをしているんですね。(セルロース分解菌については「食事のいろいろ4」を参考にして下さい。)


ついでにお話ししますが、反芻獣はなぜああも容易に胃内容物を口まで持って来れるのでしょう(吐き出し)。
それは、胃から口までの食道を構成する筋肉が、自分の意のままに動かせる筋肉だからです。胃の中のものを口へ、私たちが机の上のペンを右から左へ動かすように容易に出来るのです。

私たちはそんなわけにはいかず、涙出しながら吐きますよね。

イヌ・ネコの場合も反芻獣ほどでは無いにせよ、たやすく吐く事ができます。仔に食べた獲物を吐いて与えたりしますものね。
朝、気づいたら吐いてたんだけど食欲旺盛とか、症状を伴わなければ大丈夫なのかもしれませんが、ケースバイケースなので何かあったら必ず相談して下さい。


で、話はそれましたが、食べ物を咬まずに呑み込んじゃう件。
まったく、問題ありません。
まとめて喰ってゆっくり消化しますから。

一気に喰っちゃうんで、まだ食べたり無いのかな?
と誤解される方も多いようですが、だまされて与え過ぎには注意ですよ。



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