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ダニとウィルス

ヒトにも危険な感染症
ペットに付くダニが、ヒトにも感染症を引き起こす事があります。
「日本紅斑熱」や「ライム病」などがそうです。

2012年に国内で、「重症熱性血小板減少症候群・SFTS」という聞き慣れない感染症により日本人の方が亡くなるという痛ましい事件がありました。

これもダニが媒介していた、新しい感染症です。
「新型ウィルス」として2013年になってからニュースになっていたのを覚えてらっしゃる方も多いかと思います。
(実は新型でもなんでもなかったんですけどねw)

お隣の大きな国で2009年頃から感染・死亡例が報告されていて、2011年には原因ウィルスが特定されていたそうです。

その某国では「フタトゲチマダニ」や「オウシマダニ」というダニからウィルスを確認していると発表しています。

このダニ、我が国においてもペットが散歩中に付けてくる種類です。

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散歩中に草むらなどでひろってきてしまったこのダニ、成長してる間、ずっと体に付いてるわけではなく、脱皮するために2度体から離れます。
ペットに大きなダニがついている時点では、すでにお家の中や周りはダニだらけ?

でも、このウィルス。
気づいてなかっただけで、ずっと以前からあったようですね。

感染ルートには、ペットに付くダニが大きく関与しているようですから、飼い主さんの安心のためにも月に1度の外用薬や、3ヶ月に1度の内服薬使用による、ダニ感染予防・駆除をおこなって下さい。

PS ここ富山でも抗体陽性犬が確認されております。ご注意を。
  


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