食事に関して
食事のいろいろ5・糖質制限
糖質制限
まずは、糖質制限について詳しくは
京都高雄病院理事長・江部康二先生のブログ
「ドクター江部の糖尿病徒然日記」
や、
東京練馬光が丘病院傷の治療センター・夏井睦先生のサイト
「新しい創傷治療 ”消毒とガーゼ”の撲滅を目指して」
をご覧下さい。大変参考になります。
私自身、糖質制限で6ヶ月で14kg痩せました。
ま、それはさておき・・・
ドライフードを食べさせていて、量を少なくしているのに、うちの仔は痩せない・・・という方、参考にして下さい。
糖質含有量については「食事のいろいろ1・食事のいろいろ3」で触れました。
糖質を摂取するとブドウ糖に変換され血糖値が上がります。
そうするとインスリンが分泌され血糖値を下げます。
エネルギーとして消費されずに余ったブドウ糖は中性脂肪にカタチを変え筋肉内に蓄積されたり、内蔵脂肪・皮下脂肪になっていきます。
インスリンは別名「肥満ホルモン」とよばれるゆえんですね。
霜降り牛や、フォアグラは高糖質食で育てています。
ということは、糖質の塊であるドライフードじゃ、痩せにくいですよね。
減量用(肥満用)フードも、ドライフードじゃ効果あるのかな?
運動で痩せさせようというのは、かなりムリがあります。
あの運動能力につきあってたら、コチラが倒れちゃいます。
では、糖質摂取をひかえるとどうなるでしょう。
糖質含有量ひかえめの缶詰にしてみます。
当たり前ですが、血糖値の上昇が少なくなります。
(ただし、つなぎという意味で糖質が含まれるので、まったく摂取させないというわけにはいきませんが。)
するとエネルギーをどこに求めるか。
脂肪です。
脂肪をエネルギーに変えるのですが、これは肝臓の仕事。
糖新生という回路ががんばります。
中性脂肪がもう一度ブドウ糖へと変換します。
そのさいケトン体というのが副産物としてできますので、
最初は尿のニオイがいつもより強くなったりすることもあります。
糖新生にもかなりのエネルギーを使うようで(糖新生の際のエネルギー源は蛋白と脂肪だそうです)、軌道に乗るとみるみる痩せます。
私自身の人体実験で確認済です。
あれほど痩せるのに苦労してたのは何だったんだろう。
でも、もともと痩せてるヒトには関係ないですよ。
おデブさんにだけ有効です。
私は175cm82kgが68kgになりました。でも、それ以上は減りません。
糖質制限による減量は必要以上には痩せないと思われるのですが、ときどき必要以上に痩せたかな?という仔がいます。
その際はとりあえずドライフードを混ぜて調整してみます。
ドライと缶、両方使った方がコスト的に助かりますし。
ただ、この点については、糖質制限時には蛋白と脂質をたっぷりと摂る必要があることはわかっているので、ここいらに答えがあるはずです。
脂質は敵と思ってるかた多いと思いますが、じつは大切な味方なんです。
脂質の三大機能は「細胞膜などの膜の産生」「ホルモンの産生」そして「エネルギー産生」です。
皆さんも参考にしていただいて結構ですが、糖質管理はしっかりとした知識が必要です。
実践する際は必ずご相談下さい。
ついでの話ですが、ネアンデルタール人の歯石を調べたら5万年前の植物のデンプンばかりだったという話、御存知ですか?
これって、歯石の原因は糖質だと示唆している可能性がありますよね。
虫歯菌の代表であるストレプトコッカス・ミュータンスのエサも糖質だそうですし、歯周疾患と糖質は関係深そうです。
ビスケット食べたあととステーキ食べたあとの歯のべたつきは全然違いますよね。
缶詰メインにしたら事実歯石が付きづらいです。
ブラッシング効果とかを謳ったドライフードがありますが、呑み込む習性(「食事のいろいろ6」参照)のあるペットたちにどれほど有効なんだか。
先ほどケトン体というのが糖新生で産生されると書きましたが、米国医学会でケトン食(総摂取カロリーの75〜80%が脂質)というのが脳腫瘍を縮小させるという報告があります。
糖質制限をおこなってケトン体を産生させれば、ペットでも腫瘍の増殖を抑えたりする可能性があります。
もちろん江部先生が唱えられているような糖尿病治療、ペットにも応用可能と思われます。
ただ、非常に専門的な事なので、必ずご相談頂いた上でお願いします。
京都高雄病院理事長・江部康二先生のブログ
「ドクター江部の糖尿病徒然日記」
や、
東京練馬光が丘病院傷の治療センター・夏井睦先生のサイト
「新しい創傷治療 ”消毒とガーゼ”の撲滅を目指して」
をご覧下さい。大変参考になります。
私自身、糖質制限で6ヶ月で14kg痩せました。
ま、それはさておき・・・
ドライフードを食べさせていて、量を少なくしているのに、うちの仔は痩せない・・・という方、参考にして下さい。
糖質含有量については「食事のいろいろ1・食事のいろいろ3」で触れました。
糖質を摂取するとブドウ糖に変換され血糖値が上がります。
そうするとインスリンが分泌され血糖値を下げます。
エネルギーとして消費されずに余ったブドウ糖は中性脂肪にカタチを変え筋肉内に蓄積されたり、内蔵脂肪・皮下脂肪になっていきます。
インスリンは別名「肥満ホルモン」とよばれるゆえんですね。
霜降り牛や、フォアグラは高糖質食で育てています。
ということは、糖質の塊であるドライフードじゃ、痩せにくいですよね。
減量用(肥満用)フードも、ドライフードじゃ効果あるのかな?
運動で痩せさせようというのは、かなりムリがあります。
あの運動能力につきあってたら、コチラが倒れちゃいます。
では、糖質摂取をひかえるとどうなるでしょう。
糖質含有量ひかえめの缶詰にしてみます。
当たり前ですが、血糖値の上昇が少なくなります。
(ただし、つなぎという意味で糖質が含まれるので、まったく摂取させないというわけにはいきませんが。)
するとエネルギーをどこに求めるか。
脂肪です。
脂肪をエネルギーに変えるのですが、これは肝臓の仕事。
糖新生という回路ががんばります。
中性脂肪がもう一度ブドウ糖へと変換します。
そのさいケトン体というのが副産物としてできますので、
最初は尿のニオイがいつもより強くなったりすることもあります。
糖新生にもかなりのエネルギーを使うようで(糖新生の際のエネルギー源は蛋白と脂肪だそうです)、軌道に乗るとみるみる痩せます。
私自身の人体実験で確認済です。
あれほど痩せるのに苦労してたのは何だったんだろう。
でも、もともと痩せてるヒトには関係ないですよ。
おデブさんにだけ有効です。
私は175cm82kgが68kgになりました。でも、それ以上は減りません。
糖質制限による減量は必要以上には痩せないと思われるのですが、ときどき必要以上に痩せたかな?という仔がいます。
その際はとりあえずドライフードを混ぜて調整してみます。
ドライと缶、両方使った方がコスト的に助かりますし。
ただ、この点については、糖質制限時には蛋白と脂質をたっぷりと摂る必要があることはわかっているので、ここいらに答えがあるはずです。
脂質は敵と思ってるかた多いと思いますが、じつは大切な味方なんです。
脂質の三大機能は「細胞膜などの膜の産生」「ホルモンの産生」そして「エネルギー産生」です。
皆さんも参考にしていただいて結構ですが、糖質管理はしっかりとした知識が必要です。
実践する際は必ずご相談下さい。
ついでの話ですが、ネアンデルタール人の歯石を調べたら5万年前の植物のデンプンばかりだったという話、御存知ですか?
これって、歯石の原因は糖質だと示唆している可能性がありますよね。
虫歯菌の代表であるストレプトコッカス・ミュータンスのエサも糖質だそうですし、歯周疾患と糖質は関係深そうです。
ビスケット食べたあととステーキ食べたあとの歯のべたつきは全然違いますよね。
缶詰メインにしたら事実歯石が付きづらいです。
ブラッシング効果とかを謳ったドライフードがありますが、呑み込む習性(「食事のいろいろ6」参照)のあるペットたちにどれほど有効なんだか。
先ほどケトン体というのが糖新生で産生されると書きましたが、米国医学会でケトン食(総摂取カロリーの75〜80%が脂質)というのが脳腫瘍を縮小させるという報告があります。
糖質制限をおこなってケトン体を産生させれば、ペットでも腫瘍の増殖を抑えたりする可能性があります。
もちろん江部先生が唱えられているような糖尿病治療、ペットにも応用可能と思われます。
ただ、非常に専門的な事なので、必ずご相談頂いた上でお願いします。